ドラマで気づいた、日本人の会話力
- ナツ 忘れん坊
- 2020年8月19日
- 読了時間: 2分
私は、若い頃に放送作家の仕事をしていました。 もちろん使いっぱしりのペイペイでしたが、ドラマの企画会議などにも出させてもらい、大御所の先生から指導も頂いていました。 そんな私が、海外ドラマを見ていて一番感じるのが、海外ドラマ(というかアメリカ?)では、会話をしている時に相手が話していてもお構い無しに、平気で相手の発言に割り込んでくるシーンが多いこと。 もちろん統計を取ったわけではないので、私の印象でしかありませんので、そこのところはご理解ください。 日本人には、「会話はキャッチボール」という考え方が基本にあります。 ドラマの会話でも、テンポよく会話が続くことで二人の仲の良さを表したり、逆に、会話が噛み合わないことで二人の関係性の難しさを表したりします。 それに対して、海外、特にアメリカのドラマでは、相手の発言を遮るように会話をかぶせてくるシーンが多く見受けられます。 これは、会話はキャッチボールではなく「意見の主張である」という考えに基づいているからではないかと思い、ネットで海外の方との対話ということで検索をしてみたところ、ある方が「アメリカ人は無遠慮に質問してくる」ということを書かれていました。 話の途中であっても、分からない所はその場で聞く。 「質問は権利である」というスタンスで会話をする。 言われてみると、なんとなくうなづけます。 彼らは、幼い頃から「主張」をすることが大事だと教えられて育つので、相手の言うことを「聞く」ということは、それほど得意ではないそうです。 そのため、しっかり聞いていれば分かることや、今から説明しようとしている事柄に対しても、話の流れなど一切気にせず自分の質問をぶつけてくるそうです。 日本人が、「あるあるある」という感じで、ひとつのネタで盛り上がって話すことがよくありますが、アメリカ人は好きな事柄について話すときも、自分の主張だけを一気にまくしたてた後は、相手の意見はほとんど聞いていないとか。 これは、良い悪いということではなく、国民性というだけの話。 でも、コミュニケーションにおいて「討論」は苦手かもしれませんが、「会話」においての日本人のパフォーマンスは、意外と高性能なのかもしれないとは思いませんか。 「自分はコミュニケーション能力がどうも…」と思っている方。 「会話」ということにおいては、世界的に見ると日本人は達人なのかもしれませんよ。
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