日本まんが史の原点 トキワ荘巡礼 【ひまつぶしマップ】
- ナツ 忘れん坊
- 2020年8月12日
- 読了時間: 5分
JR目白駅から歩いて18分と、駅からは少し離れた場所にある劇場シアター風姿花伝。

小劇場ファン以外の方にとっては、こんなところに劇場があるだけでも驚きでしょうがこの劇場の先に、昭和を代表するスポットが存在するんです。
それがトキワ荘。
そう、日本のマンガの歴史を語るときに、忘れてはならない重鎮たちが、青春時代を過ごした伝説のアパートトキワ荘の跡地が、劇場からすぐの場所にあるんです。
マンガや映画にもなった、マンガ家の聖地『トキワ荘』跡を、スタンプを押しながら散策できますから、たとえあなたがマンガやアニメのファンでなくても、このときばかりは、日本の漫画の歴史をたどる、聖地巡礼に出かけることをオススメします。 トキワ荘の聖地巡礼は、ここからスタート
風姿花伝から真っ直ぐ進んで、山手通りを渡ったところにあったのが、トキワ荘のマンガ家たちが通った音楽喫茶『エデン』。
現在は、その面影はありませんが、その斜め向かいにある『吉野時計店』に最初のスタンプ台が設置されています。

昔は、本当に身近な場所に映画館があったんです
昔は、娯楽の王様とまで言われた映画。
ですから、映画館も街中のいたるところにあったようで、この看板が飾られている目白映画以外にも、『平和シネマ』や『長崎映画』という映画館が近くにあったそうです。

この目白映画は、のちに『目白東宝』と名前を変えて、昭和45年まで営業していたそうですから、お父さん世代だと、行ったことがある方がいるかもしれませんね。
トキワ荘にいたマンガ家たちの作品が読めるお休み処
2013年に豊島区のバックアップのもとオープンした『トキワ荘通りお休み処』。 1階は休憩スペース。

2階は当時のトキワ荘の部屋を再現した展示スペースになっています。 1階では、トキワ荘にいたマンガ家たちの作品を無料で読むことができますから、トキワ荘にいたマンガ家たちの作品を知らない方は、ぜひ立ち寄ってみてください。
平成のトキワ荘?
赤塚不二夫が、トキワ荘とは別に仕事場として借りていた部屋があったのがここ。

現在もマンガ家さんが住んでいて、つい最近までは、映画にもなった『東京シャッターガール』の、桐木憲一氏が住んでいました。
また、以前は『紫雲荘ワークショップ』という形で、大家と呼ぶにふさわしいマンガ家の先生たちの講義が聴けるワークショップが、定期的に開催されていましたが、最近は開催されていないようです。
携帯電話の無い時代を想像できますか?
携帯電話が普及してもう25年。
携帯電話の無い時代を知っているお父さんたちですら、携帯電話が無い状況をイメージするのが難しい時代になりました。
そんな携帯電話の無い時代に、緊急の連絡をしたいときどうしていたか。 そう、その時代は、街中に公衆電話があったんです。

この『NTT落合ビル本館』(当時は落合電話局)の西側ある公衆電話は、トキワ荘の青春を描いた藤子 不二雄の名作『まんが道』にも登場する公衆電話。
トキワ荘のあった昭和30年代、出版社から『電報』が届くと、マンガ家さん達は大慌てでこの公衆電話から電話していたそうです。 まさか、街角にある公衆電話にそんな逸話があるとは思いませんよね。
ロースカツ定食500円で頑張っていた定食屋さん
トキワ荘のマンガ家さんたちが食べていたのは『松葉』のラーメン。
ドラえもんの作者『藤子不二雄』の初期の代表作『おばけのQ太郎』で出てくる『小池さん』がいつも食べているラーメンが『松葉』のラーメンです。
松葉はある面観光地で、マスコミでも何度も取り上げられていますから、今回は別のお店をご紹介します。 それが『とんかつの大丸』。

ロース定食がなんと500円(2014年末のお値段)というワンコインで食べられていた、知る人ぞ知る有名店。※現在は値上げしています
お店のつくりは、まさに昭和の大衆食堂という趣で、開演前にふらりと立ち寄るには最適の定食屋さんです。 ただし、あくまでも大衆食堂ですから、1,800円のロースかつの味とくらべるのはやめましょう。
トキワ荘はここにありました
トキワ荘の跡地は、現在『日本加除出版株式会社』の社屋になっていますが、建物の前に、トキワ荘のモニュメントが置かれています。

トキワ荘の跡地が出版社になっているというのは、『神様の粋な計らい』でしょうかね。
トキワ荘記念碑は、夕方見るのがベスト
南長崎花咲公園に設置されている記念碑『トキワ荘のヒーローたち』。

トキワ荘でにいたマンガ家さん達の自筆サインと似顔絵が飾られているのですが、ここに行くなら夕暮れ時ががベスト。 この記念碑の横には、トキワ荘のあった昭和の時代を思わせる電柱と外灯が立っていて、夕方になるとその外灯に灯がともるんです。
やっぱり、ノスタルジーをかき立ててくれるのは『夕暮れ時』ですからね。
そうそう、『マンガの聖地「椎名町」散策マップ』というタイトルで、豊島区観光協会がリーフレットを発行していますから、お出かけ前にダウンロードしておくと便利ですよ。
トキワ荘聖地巡礼のおみやげはチューダーあめでで決まり!
記念碑『トキワ荘のヒーローたち』のある『南長崎花咲公園』まで行ったら、そのお隣の『スエヒロ堂時計店』さんへ立ち寄りましょう。

スエヒロ堂時計店さんは、『トキワ荘通り協働プロジェクト』の事務局長をされていて、お店の中にもトキワ荘を紹介したリーフレットなどを置いています。
そんなスエヒロ堂時計店さんで購入してもらいたいのが、トキワ荘でマンガ家たちが飲んでいた『焼酎のサイダー割り』を復活させた『チューダーあめ』。
もちろん、誰でも食べることができるように、アルコールは入っていないただの『飴』ですが、これが昭和レトロを代表するような味なんです。
きっと、おじいちゃんやおばあちゃんに食べさせたら、反射的に昔話がスタートしますよ。 1袋100円で、お休み処とスエヒロ堂さんで売っています。
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